こやんぴのマンゴー子育て・その後
マンゴーの寝相、こやんぴの寝相
今朝、キッチンペーパー製の敷布団と掛布団を交換しようとしたところ、マンゴー1号、2号とも、元の位置に寝ておりませんでした。
根の伸びが早く、自分たちで態勢を崩してしまったようです。
こやんぴ同様、寝相が悪いようです。
※ 寝相の悪かった状態を撮影するのを
忘れてしまいましたが、上の写真のように
根がぐんぐん伸びて、体勢を崩すほどの
状況が生じたわけです。
こやんぴの寝相の悪さは天下一品です。
それは、昔、昔、こやんぴジッジが小学校の低学年だった頃のことでございます。
萱葺きの田舎家は、夏でも暑くはなく、快適そのもの。萱の中の空気が断熱材の役割を果たしているからです。
こやんぴ家は、家業が忙しかったこともあり、子どもたちは午後7時には「もう、寝なさい」と言われ、寝床に入ることを促されました。その時間帯には、まだ、雨戸も障子も閉てかけてはいないので、冷気が、それはそれは心地よかったものです。清水のこんこんと湧く川が近かったからです。
当然、蚊がいっぱい押し寄せてまいります。そこで、蚊帳を吊り、その中に潜りこんで寝たわけですが、蚊帳の上の電燈をめがけてギンヤンマやクサカゲロウなどがやってきます。カブトムシやクワガタムシがやってくることも。
「ちょっと待った。それじゃあ、まるでジャングルじゃぞ。」
ヒゲじい、そうなのです。まるで、「ダーウィンが来た」。
朝になると、早起きの父母が、5時頃には雨戸と障子を開け放ちます。けれど、夏休みなので、子どもたちはラジオ体操ぎりぎりの時間まで惰眠をむさぼっております。
寝苦しくなどありません。霧が太陽を押し隠しているからです。霧は、清水からわき立つのです。午前6時半過ぎまでは、数メートル先も見えません。
今のように、夕方も朝も、クーラーなどなくても、寝苦しくないわけです。
8畳の部屋に、祖母と私、弟と妹の4人が寝ていたのですが、夜の間も、蚊帳の中であっちへごろごろ、こっちへごろごろと、他の3人に迷惑をかけ続けた私。
眠りながらも、そのことを心苦しく思ったのか、朝方になって、熟睡したまま蚊帳からごろごろと抜け出し、縁側で一休み。板の上はさらに涼しく、快適、快適。それでは、もう少しごろごろ。
さすがのこやんぴも、目を覚ましました。最初に目に入ったのは、縁側がどんどん高くなっていく光景。
縁側がすくすくと成長するという話は聞いたことがございません。そんなことになっては、だんだん、縁側に上がるのが大変になってしまいますからね。
そうです。縁側が高くなっていったのではなく、私が地面に落下したのです。
「またまたぁ、こやんぴはほら吹きだからなぁ。」
いえいえ、これは本当。落ちていく光景を私ははっきりと覚えているのです。
「夢なんじゃないの?」
ゆめゆめ、そのようなことは・・・
私の寝相の悪いことには慣れていた父母も、
「こやんぴ以外にはできない芸当だ。」
と、その後長い間言い続けたほどの寝相の悪さだったのです。
今でも、旅行する際には、ダブルベッドは妻により「厳禁」と言い渡されております。最近のホテル、リーズナブルな値段だなぁと思うとダブルベッドのことが多く、宿泊先選びには苦労しております。
寝相ならぬ「根相」対策
マンゴー1号、2号の寝相が悪くなった原因は、根の伸びが早すぎることです。以前、「根が伸びても気にしない」といった趣旨の記述をいたしましたが、ちょっと心配になってきました。
そこで、畳の上に敷布団を敷くという純和室スタイルは、現代っ子のマンゴー1号、2号にはお気に召さないのでは?
そう考えました。
よし! 和室にベッドを入れて、和洋室タイプにリニューアルしよう。最近のちょっとした流行りになっていますものね。
まず、キッチンペーパーの絨毯を敷いて・・・
次に、お稲荷さんのパックについてきた短めの割り箸をベッドにして・・・
箸の隙間に根が入るようしようと思ったのですが、うまくいきません。
ベッド方式、早くも挫折。
そこで、キッチンペーパーを何回も織り込み、根の反対側に枕として置くことにしました。
そして、敷布団を掛けて・・・
はい、おやすみなさい。
過保護すぎるかな、もしかして。