「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ

お散歩大好きの「こやんぴ」が、ふと出会った植物や動物たちについて思いつくままに記していきます。

ケーブルカーで花めぐり(後半)

 前回は、ケーブルカーの無駄話で時間を潰してしまい、強羅公園の途中で迷子のような状態となってしまいました。

 

 今日はそのようなことにならないように・・・

 

 ところで、トロリーバス。東欧ではまだよく見かける乗物ですが、日本では立山黒部アルペンルートに2路線が残るのみ。これ、どう見てもバスですが、無軌条電車と言う名の電車。ですから、運転士さんは、大型二種免許の他に電車の免許も必要で・・・

 

 いけません、いけません、これでは、昨日の二の舞です。

 さあ、さあ、温室に入っていきましょう。

 うん? 「二の舞」? どういう意味だろう?

「ほらほら、こやんぴ、温室に入りますよ。」


f:id:koro111koyampi:20180531120142j:image

 おぉ、マンゴーが実っています。

 我が家にも実生のマンゴーがありますが、温室なしで実をつけるまで育つでしょうか? 冬の間は、新しい葉が出てくることはなく、他の季節でも、ある時突然赤黒く柔らかな葉が出てきて、それが固い緑色の葉になって、また長いこと休んで。そんな育ち方をしています。


f:id:koro111koyampi:20180531120211j:image

 これは何でしょうか? 名称を書いた札を見落としました。


f:id:koro111koyampi:20180531120236j:image
f:id:koro111koyampi:20180531120256j:image

 よくもまあ、エビに似た花をつけることよ。

 コエビソウ。へえ、キツネノマゴ科なんだ。知りませんでした。

 エビに似た花をつけることによって、何かメリットがあるのでしょうか。それとも偶然?


f:id:koro111koyampi:20180531120317j:image

 ブッソウゲ(ハイビスカス)は、豪華な花ですね。花柱が突き出ているのが特徴的。

 鼻っ柱が強い?


f:id:koro111koyampi:20180531120729j:image
 ブーゲンビリア。色とりどりの花に見える部分は、苞葉、つまり葉っぱであり、本当の花は、苞葉の中で慎ましく咲くのですね。
 オシロイバナ科なんだぁ。そう言われれば、本当の花の部分は、オシロイバナに似ていなくもないですね。

 

 川越では、そろそろ紫陽花が満開に近づいていますが、箱根の路地ではまだまだ。

 紫陽花には早かったな、そう思っていたら、強羅公園の温室内で、咲き誇っている彼ら、彼女たちに会うことができました。

 

f:id:koro111koyampi:20180531174133j:plain

 輪になってダンスを踊っているようです。

 歓迎してくれているのかな?

 

f:id:koro111koyampi:20180531174141j:plain

 新品種が次々と出てきますね。飾り花がどんどん派手になっていく・・・

 

f:id:koro111koyampi:20180531174147j:plain

 これはまた、なんとも高貴な色。一目ぼれしてしまいます。

 

f:id:koro111koyampi:20180531174152j:plain

 ブルー系は、落ち着いた雰囲気で、梅雨にふさわしい色あいと言えるかもしれません。

 

f:id:koro111koyampi:20180531174157j:plain

 濃いも薄いも。

 

f:id:koro111koyampi:20180531174204j:plain

 我が家の花に似ています。こちらの方が鮮やかかな。

 

f:id:koro111koyampi:20180531174205j:plain

 

 強羅公園見学の最後に、多くの紫陽花さんに出会い、とても幸せな気分でした。

 

 朝の9時ちょっと過ぎから12時を回るまで、強羅公園にいたことになります。一日いても飽きないくらい多くの花に出会えるとても素敵な公園ですね。また、季節を変えて訪れたいと思います。

 午後は、車に乗り、仙石原方面に向かうこととしました。

 一度、宿に帰るために、公園下駅からケーブルカーに乗車しました。

 

f:id:koro111koyampi:20180531175334j:plain

 始発の強羅駅を望むことができます。ケーブルが一本しか見えていませんが、それは、ケーブルの巻き上げを山頂駅で行っているためです。途中ですれ違う車両は、後の方にケーブルを備え付けていて、それにより頂上から少しずつ引き降ろされてくるので、登り用のケーブル一本しか見えない、ということです。

 

f:id:koro111koyampi:20180531180010j:plain

 登りの電車が強羅駅を出るのは、公園下駅の滑車がカラカラとケーブルを送り始めることで分かります。

 

 公園下駅と公園上駅の間で、上から降りてくる車両とすれ違います。ロープの位置で分かるように、両者が各々のロープ側を通行して複線となった一部区間で交差することになります。

 複線区間の通行に当たっては、我々の乗ったこの車両(仮にA号車とします。)は、登りでは右側通行、降りでは左側通行、もう一方の車両(こちらは仮にB号車。)は、登りでは左側通行、降りでは右側通行と決まっているのです。

 

 なぜか? それは車輪に工夫があるからです。

 登りの際で説明すると、A号車の車輪のうち、右側にのみ溝が切ってあり、レールをしっかり握っていて、左側はレールに乗っているだけ。B号車はその逆です。

 したがって、複線区間に侵入する際は、溝が切ってある方に車両が自然と誘導されるのです。

 

f:id:koro111koyampi:20180531180150j:plain

 公園下駅も公園上駅無人駅なので、先頭にいらっしゃる乗務員さんの所まで整理券と料金を持って走りました。良い運動です。

 線路上にケーブルが見えますが、これは、この車両のものではなく、先ほど下って行った車両のもの。

 

f:id:koro111koyampi:20180531180547j:plain

 多くの観光客を乗せたケーブルカーは、山頂駅である早雲山駅に向けて登っていきました。お世話になりました。

 

 午後は、じいじが行く所ではないかもしれませんが、星の王子さまミュージアムを訪れました。展示が素晴らしく、作者であるサン=テグジュペリの波乱にとんだ生涯をよく理解することができました。

 

 ちょうど皇帝ダリアのプレゼントの時間帯に入場したため、思わぬお土産もゲットすることができました。

 

 三日目は、地元の会合があるため箱根を早立ちしたので、どこにも寄ることができなかったのは残念です。

 しかも、圏央道で何か所もの交通事故があり、途中で一般道に降りざるを得ず、会合に少し遅れてしまいました。

 

 まだまだ乱暴運転をする人が多いですね。我々も箱根二日目に、山道で後の車にあおられる経験をしました。

 交通事故を起こせば、急いでいたこともすべて無駄になり、下手をすれば命を落とすことにもなります。安全運転をお願いしたいものです。