早苗田を歩く
昨日の朝散歩は、田植えが終わったばかりの水田方面へ。
タツノオトシゴのような雲が浮いています。
雲が田んぼに映っていますね。稲が育つ前のほんの一時期だけの光景。
毎朝聴いている「基礎英語3」にも、タイミングよく、このような表現が・・・
Look at the reflections of the clouds in the rice fields!
この田んぼは、2枚を1枚にしているので、とても広く感じます。
田植えは、これからのようです。
当地の農業用水は、地下水の汲み上げ。澄んでいて、夏でも冷たくて、心地よい流れとなっています(必要に応じてポンプのオン、オフが繰り返されるので、常にさらさらと流れているわけではありませんが・・・)。
晴れていると、こんなふうに光のダンスが見られるのですね。
なんて美しいんでしょう。
私の体で影をつくって覗き込んでみると、用水の底に穴が開いています。
何か赤いものが見えますね。なんでしょうか?
アメリカザリガニが潜んでいるのです。
アメリカザリガニは、田の畔にも穴をあけてしまうことがあるので、農家の方には嫌われています。一方、子どもたちには大人気。
おっ、蛙さんが一匹。
トウキョウダルマガエルだと思います。
さっさと逃げてしまうことが多いのですが、このカエルは、逃げることなく、私の方をじっと見つめていました。
当地では、田の畔にこの花がずいぶん増えてきました。
除草剤をまかれるまでの短い命なのですが・・・
なんとも優雅な名前を頂戴したものです。異国からやって来て雑草化した植物ですが、名前だけではなく、花も、「雑草」とは思えない気品を備えていますね。
山地に咲くアカバナによく似ています。
夕化粧とはいうものの、朝に開き夕方前には萎んでしまうので、名は体を表しておりません。
おおお、これは!
慌てて撮影したので、「どこにピントが合っているんだよ!」という写真になってしまいましたが、ありましたよ、ありました、白花のユウゲショウ。
自然界での白花の出現は、そう珍しい現象ではないのですが、ユウゲショウの白花に出会ったのは数年ぶりです。
この個体は、写真では分かりませんが、完全な純白ではなく、よ~く見ると薄桃色がかっています。ほんの少しですけれど。
当地では、カルガモ農法は行われておりませんが、除草剤を使わず、カルガモに雑草を食べてもらうという一石二鳥の農法、どなたが考えたのでしょうか。
最後に、頑張ってくれたカルガモも食べちゃうんですよね。だとすると、一石三鳥かな?
「おいおい、物騒なことを言わないで。」
カルガモに聞かれてしまったかな?
ずっとこの地で育っただけに、田に水が入ると、蛙さんたちと同様、何となくほっとするこやんぴなのでした。
ハシボソカラスの狙いは、アメリカザリガニ? タニシ? それともトウキョウダルマガエル?
昨日の朝食は、散歩の後、近くのコーヒー店で、軽く済ませました。
毎年、年金は目減り傾向にありますが、諸物価は、じりじりと上昇傾向に。
最近、このお店も、ちょっとだけ値上げしました。
年金にスライドするものはないのでしょうか?
ないみたいです。
蛇足ですが、二皿を一人でぺろり、ではありませんよ。一皿は妻のオーダーしたもの。