ネズミモチ 中学時代を思い出して
友達犬に出会う
朝の散歩で公園に向かう途中、顔見知り(?)の老犬が、彼の家から間道に迷い出ているのを見つけました。
間道とはいえ、先を急ぐ通り抜け車が多く通る道です。彼は、とても足腰が弱っているので、危険極まりありません。道路端で私が抱き抱え、妻が飼い主に伝えに向かいました。
ご主人が庭の草むしりに熱中している間に、開け放しの家から迷い出たようです。我が家のコロの晩年も同じようだったので、よく分かります。彼は、元気だった頃が忘れられず、まだ、十分歩けるはずだと思って、外に出たのに違いありません。
でも、想うように歩けない。意思に反して動かない足腰に、一番辛い想いをしているのは彼でしょう。ああ、コロのことを思い出すなぁ。しんみりしちゃうなぁ。
家に入って安心したのか、彼は、ぐっすりと眠ってしまいました。無事でよかった。
水上公園で
地味な花ですが、ネズミモチが満開です。
中学3年6組の裏庭に、この花は咲いていました。香りが教室の中にまで入り込んできたことを、今でも鮮明に覚えています。しとしと雨がこの花を濡らしていた、そんなことまで思い出します。そう、あの頃は、梅雨の時期に咲く花でした。
信じていただけないかもしれませんが、中学校の卒業式が近づいた頃にこんなことが起こりました。
学年担当の教員すべてが朝からの授業に出てこないのです。何の連絡もなしに、何時間も、どのクラスにも。
彼ら彼女らが何をしていたと思いますか?
なんと、生徒をほったらかしにして校長室で酒を飲んでいたのです。その年はバレませんでしたが、翌年度に同じようなことをしでかし、一年の時の担任だった中年教師が急性アルコール中毒になって救急車で運ばれる事態となりました。当然のように、報道されて(今と違って小さな扱いでしたが。)、世間の人たちから、
「教師が不良の中学校」
と後ろ指を指されたのでした。
そんな中学ではありましたが、ネズミモチの甘い香りと、同級生との語らいの日々の何コマかは、今も忘れることがありません。
蛇足ですが、ネズミモチは何故ネズミなのかというと、実の形がネズミの糞にそっくりだから。「なるほど」と合点がいくほどよく似ているので仕方がないかもしれませんが、糞が名前の由来というのは、やはり、ちょっとかわいそう。
花も実も・・・
ベニバナトチノキに可愛らしい実がついていました。
まだ生まれたての赤ちゃんです。 臍の緒がついていますものね。
雌木の古い葉と新しい葉に見守られて、ユズリハの実たちも順調に育っています。
ハナショウブの時期は、もう過ぎ去ろうとしています。遅咲きの株が、フィナーレの舞台に立っていました。
帰りがけの畑には、ジャガイモの花。
ナスの花によく似ていますね。ナス科なので当たり前といえば当たり前なのですが・・・
実もなるそうですが、毒とのこと。 ← これは、NHKラジオの子供向けの番組で聞いた話。でも、「ジャガイモ博物館」というジャガイモ専門のサイトによると、よく熟したものは食べられるらしいです。