次々と舞台に立つ初夏の植物たち
スイカズラが、当地のあちらこちらで咲き始めました。
純白で生まれ、クリーム色に変身するため、花色が二つあるように見える花。
生クリームのような甘い香りが、昆虫たちばかりではなく、私たち人間までも魅了します。
堤防の路肩のコンクリートで固められた一帯は、繋ぎ目にたまった埃のような土に根を張るしかありません。他の植物が敬遠する厳しい環境をものともせず、コモチマンネングサはすくすくと成長しています。
黄色い可憐な花をつけ始めました。星が次々と瞬き始める夕暮れのような風情、これを眺めるのが、この季節の楽しみの一つです。
ほとんど種ができず、零余子(むかご)で増えるので、万年草の前に「子持ち」が冠せられ種の名前となりました。
私の大好きなオニグルミの雌花の赤いアンテナ部分は、もう、ほとんど消滅し、それに代わって子房がどんどん膨らんでいます。胡桃の実の赤ちゃんといったところでしょうか。
我が家の庭でも、次の主役たちが「その時」に向けての準備を着々と進めています。
私が、「エゴノキを植えてほしい」とお願いしたのに、植木屋さんが植えたのはシャラノキ。希望どおりではなかったけれど、三方のガラス戸越しに眺めることのできるシャラノキは、「きゃあきゃあ・こやんぴ」でさえ侘び寂びの世界に入る込むことのできる良い木でした。
ぐんぐん膨らんでいる蕾、白い花弁の頭も見えてきました。
咲くまでの蕾の期間はものすごく長いのに、咲くと一日で散ってしまいます。
白花のホタルブクロです。昔の写真で振り返ってみると、シランとホタルブクロが同時に咲き誇っている場面がありました。
今年は、シランがもう最盛期を過ぎているので、ホタルブクロとシランの競演は望めないのでしょうか。
シランよ、咲き急ぐな!
ホタルブクロよ、君の出番だ。さあ、舞台の袖に待機、待機!
ドクダミの蕾(実際は蕾ではなく、「総苞」。)は、昨日からほころび始めました。
下の写真は、5月2日の状況。
開く直前。
次は、5月3日の状況。
先駆けの花が咲き出しました。まだ、二、三輪。
白い花びらに見えるのは、総苞。花ではありません。
花は、砲弾状に固まった中心部分の小さな点々。一番下の方に開花を確認できます。
アナベルにも、白い部分が増えてきました。
テントウムシが潜りこんでいるのですが、見つけることができますか?
アジサイ愛好家からいただいた株のいくつかを挿し木し根付いたものの一つ。
今年初めて咲きますが、どんな花が咲くのか楽しみです。
ブルーベリー。豊作とまでは言えないけれど、今年もブルーベリー狩りを楽しめそうです。ヒヨドリが先か、こやんぴが先か。
えっ、もうサツキ?!
「えっ、これで終わり?」
すみません、明日の朝早くから会議なので、今日はもう寝ます。