「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ

お散歩大好きの「こやんぴ」が、ふと出会った植物や動物たちについて思いつくままに記していきます。

高松3日め さらば、高松

玉藻公園を早朝散歩

 

 高松の朝は早い、早いんです。

 公営の有料公園がオープンするのは、早くても午前8時半、普通は午前9時頃が多いのではないでしょうか。

 

 高松は違います。栗林公園も、玉藻公園も、なんと、午前5時半にはオープンするのです。

 玉藻公園の受付の方にお聞きしたのですが、

「基本的には、太陽が昇ってから沈むまでです。したがって、春と秋、夏、冬で開園している時間帯が違うのです。」

とのことでした。

 

 私たちも、そのありがたいサービスを利用させていただき、玉藻公園を朝早くに散歩することができました。

 

 オオムラサキツツジを中心とした躑躅の植込みは、造園の専門家の手できっちりと管理されているので、姿がとてもよく、他の木々の新緑に生え、女王様のように輝いていました。 
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 玉藻公園は、水戸黄門のお兄さんから始まる松平家のお城の中心部を公園としたもの、とのこと。御三家に繋がる名門だけあって、江戸時代の城内は、玉藻公園の何倍もの広さだったようです。

 

 披雲閣は、大正初期に、最後の藩主のご子息が建てられた壮大な和風建築。

 あまりの大きさに、私などは、

「維持費が大変だろうなあ。掃除が大変だろうなあ。どこに何があるか分からなくなっちゃうだろうなあ。」

と、心配しても仕方のない心配をしてしまうばかりです。

 

 なんと、こんな贅沢な建物が「貸室」として利用できるらしいです。香川県民、うらやましい!
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 昔の歪みのあるガラスが、実に良いですねぇ。

 庭石も、でかい、ともかくでかい。

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 2階から庭を眺めたら、お殿様になったような気分になれるかも。

「ガラス磨きが大変だろうなあ。」と考えるような人間は、2階に上がっても、そのような気分には浸れないでしょうね、多分。
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「水やりが大変だろうなあ。」

 まだ、そんなことを言っております。
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 シャリンバイも、「どんなもんだい!」と胸を張っているような・・・
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 高松城は、直接海に出られる水城です。この櫓の外は、江戸時代は海。
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 この石垣の説明に、松平家の前の藩主の生駒家時代と、松平家時代の境目が「なんとかかんとか」と書いてありましたが、よく分かりません。

 私が、次に訪問するときまでの宿題。
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 この石、割るのに苦労したんでしょうね。
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 二の丸から本丸へと渡る橋。

 江戸時際の橋は、橋桁も木製で、敵がここまで攻め込んできたら、切って落とすことになっていたようです。

 まあ、ここまで攻め込まれたら、切って落としても、その先は長くなさそうな気がしますけれど。
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 この橋からは、琴電の始発駅が目の前に見えます。
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 天守閣跡からの眺め。

 私が城主で、敵が二の丸まで攻め込んできたら、

「橋を切って落とせ!」

などとは言わず、

「もう、降参しちゃって許してもらおうよ。」

と言うでしょうね。

 

 敵ではなく、家来が許してくれないかな?
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 お堀は海と繋がっているので、稚魚が入り込むことができるようです。

 大きな鯛も住んでいるので、鯉の餌ではなく、鯛の餌が売られていました。

 この波紋の主は、鯛?
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再びの栗林公園

 

 帰りの飛行機の時間も迫っていますので、金刀比羅に行くこともならず、小豆島に渡ることもできません。

 

 私も妻も、栗林公園がいたく気に入ったことから、栗林公園に行き、最初の日に廻れなかった範囲を散策することとしました。

 

 琴電の始発駅、「高松築港」のホームから、玉藻公園を眺めたところ。

 霧が立ち込めてきました。

(この時は、幽玄でいいなあ、などと暢気な感想を持ったのですが、フェリーが欠航になって、島に渡っていた観光客は帰るに帰れず大変だったらしいです。)

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 駅構内から、お堀の水の中を眺めていたら、

「あっ、何かいる!」

 

 分かりにくいと思いますが、画面中央に小さな魚が一匹。

 

「何の魚か、あっという間に分かっちゃった。」

と自慢する人が、続けて口にするセリフは決まっています。

「ふぐ(すぐ)に分かるさ、フグだってことは。」

 

 よく見ると、あちらにも、こちらにも、たくさん泳いでいました。

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 慌てて撮ったのでぶれてしまいました。

 全車両、京浜急行の宣伝だらけの京急色列車が走っています。
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 羽田からは、京急が便利と宣伝しているんですね。

 ちなみに、私たちも、行き帰り京急利用でした。
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 琴電栗林公園駅から栗林公園に向かう途中、妻が、エゴの花を見つけました。
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 私は、エゴノキも贔屓にしています。

 大好きな木なので、植木屋さんに、「中庭にエゴノキを植えたい」と強く希望したのですが、恐らく植木屋さんは、手元にない木を植える気がさらさらなかったのでしょうね、ぜんぜん相手にしてくれませんでした。

 

 そして、植木屋さんが選択したのは、シャラノキ。悔しいことにこれが良い木で、毎年花を咲かせて私たちを楽しませてくれます。

 植木屋さんは、鼻高々で、

「良かったでしょ! シャラにして。」

 

 まあね、そう私は答えますが、それでも、外でエゴノキの花盛りを見ると、

「シャラノキも良いけれど、エゴノキの方が良かったよなあ。」

と思ってしまう・・・のは、エゴイストなのでしょうか?

 

 ミツバチさん、どう思う?
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 栗林公園内で。

 ホルトノキ

 初めて見ました。クスノキと同様、今が紅葉の時期のようです。
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 樹下のシャガの気高さに圧倒されました。

 木や草に再開を約し、短くも充実した高松の旅は幕となりました。

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