雨の止み間に
この茎はいったい・・・
また見知らぬ外来植物なの?
午後3時過ぎ、雨の止み間を利用してカメラ散歩に出かけました。
川越線の土手下に、こんな植物が・・・
写真では分かりにくいと思いますが、茎が平べったいのです。
真田紐みたいなイメージ。
横から見ると、茎の幅がまったく違うことが分かります。
この個体の花は、まだ蕾。蕾が密集しています。
形態からして、キク科の植物のようです。
「茎が扁平 キク科の植物」などをキーワードにネット検索をしてみましたが、該当する植物が見つかりません。
さて、困りました。
よく見ると、傍らに、葉の形、蕾の形から見て同種と思われる個体がありました。
ただし、茎は帯状ではなく、円筒状。花のつき方もまばらです。
コウゾリナかな?
帯のように太い茎をもっている個体は、もしかすると、コウゾリナに帯化(たいか)と呼ばれる現象が生じたものかもしれません。
帯化は石化(せっか)とも呼ばれます。
「山百合に無数の花がついた」などと、新聞やテレビの報道で話題になることがありますが、これも帯化(石化とも)現象の一例です。
「帯化」でネット検索したところ、同じように帯状になった茎の写真が出てきました。帯化現象の可能性が高くなってきました。
まだ蕾の花も、正常株とは違った咲き方をするかもしれませんので、観察を続けてみたいと思います。
田の畦道で
ユウゲショウがいっぱい花を咲かせていました。
月見草(マツヨイグサ)などと同じアカバナ科。花は、山に咲くアカバナと同じ色をしていますが、葉や蕾、花の形は月見草に近いイメージ。
実際、アカバナはアカバナ科アカバナ属ですが、ユウゲショウはアカバナ科マツヨイグサ属。
明治時代に鑑賞用として日本に渡来したものが、今は全国中に広がっているのだとか。当地では、田の畦道などにびっしりと生えていますが、私の若い頃には見かけなかった花。近年、急速に勢力を伸ばしているように見受けられます。
数年前、純白のユウゲショウを見かけたのですが、数日後に除草剤が撒かれて枯れてしまいました。そんなことなら我が家に避難してもらえばよかったと悔やんだものです。その後、純白のユウゲショウには出会っていません。一生懸命探しているのですが・・・
野の花にしては花が大ぶりで綺麗なので、鉢植えにしている方もいらっしゃいます。
ハルジオンも、紫色の薄いものであっても、これだけ大株立ちになれば、そこそこ見ごたえがありますね。
ハルジオンは、春と紫苑(シオン)を合わせた言葉。春に咲く紫の菊という意味ですから、園芸種として日本にやってきたときは、紫色のもっと濃いものだったのかもしれません。今では、白いハルジオンが大多数ですね。
ハハコグサが田の畔で花を咲かせています。
後ろの田にはまだ水が入っていませんが、GW明けには満々と水をたたえることになります。
ハハコグサは黄色くて可憐なので人々に愛されますが、近縁のチチゴグサは茶色でまったく目立たないので見向きもされません。
母と子のきずな>父と子のきずな ?
そんなことはないと・・・思いたい。
コヒルガオがもう咲いています。
真夏の花のイメージなのに、早いですねぇ。
スイカズラも花芽が膨らみつつあります。
草丈10センチにも満たないメマツヨイグサが、一人前の花を咲かせていました。
我が家の植物たち
モッコウバラは最盛期を過ぎました。
今夜からの雨で、散り始めることでしょう。
道路上に散るので、掃除が大変。
タイワンホトトギスに雨粒がいっぱい。
タイワンホトトギスの繁殖力は旺盛なので、他の植物の迷惑にならないように間引かせてもらっています。
花後のブルーベリー、いろいろな色が混じって意外にきれい。
厳しい寒さのため枯死したと思っていたキイジョウロウホトトギスの芽が出てきました! 大事に育てなければ。
株の上で野良猫が日向ぼっこをしていたので絶えたと思っていたキバナイカリソウ。
どっこい、花壇の外で踏ん張ってくれていました。
白花のシランは、タイワンホトトギスの勢力に負けて日照不足だったようです。
なかなか大きくならなかったので、タイワンホトトギスに少々遠慮してもらいました。
ペパーミント。
丈夫でどんどん増えますが、我が家ではドクダミの勢力に負けがち。
今年は、少しだけペパーミントに肩入れをしています。
アナベルにも花芽がきました。
昨年は強剪定の影響で花芽が少ししかつかなかったアジサイの花芽も順調に育っています。
ビオラ・ソロリアの花は、一段落。葉がぐんぐん大きくなってきました。
スミレの仲間の多くは、春に花を咲かせ実を結び種を飛ばした後は、葉っぱだけの生活・・・
そう思っていませんか?
ところが違うんです。秋までずっと種をつくり続けるのです。
「えっ、でも、春以外に花が咲いているのは見たことないんだけどなぁ。」
そう、花は咲きません。でも、春以外の時期に、実ができているのを見たことのある人はいらっしゃるのではないでしょうか?
実は、春より後の時期には、花を開くことなく、蕾の中で自家受粉をして種をつくっているのです。驚き。
八重のクリスマスローズ。花の色は赤紫色だったのですが、こんなに色あせてしまいました。
八重ということは、雄蕊が「花弁もどき」に変わったということなのでしょうか?
花の盛りに花の中を覗き込んでみなかったので、雄蕊があったのかどうかは不明。
いずれにしても、子房はあまり膨らんでおりません。
一重の薄緑色の種類の方は、こんなに子房が膨らんでいるというのに・・・