特定外来生物だったんだぁ
また、あまり見かけない植物に出会いました。
昨日、私の住む大字地内(明治初期以前の村)の一番北側付近の水路に、それは咲いていました。1メートルほどの大株で、薄紫色の小さな花がびっしり。
風が強く、花穂が揺れに揺れるので、撮影に四苦八苦。すぐ近くで農作業をしているご夫婦らしきお二人が奇異の目を向けてきます。もう慣れっこですが。
花の色と形にご注目ください。
何かに似ていませんか。薄紫で、合弁花雄しべは2つ。
もう、「何か」がお分かりになった方も多いと思いますが、さらにヒント。その「何か」は、春早くから咲き始める背丈の低い花。
水面に散った花びらが水面に浮いています。1日で散ってしまう花なんですね。「何か」と同じ一日花です。
(不鮮明な写真でごめんなさい。)
そう、花はオオイヌノフグリに瓜二つなんですね。でも、こちらは背が高く、花も房状。
オオイヌノフグリが属するゴマノハグサ科と考え、図鑑とにらめっこ。ところが、どの図鑑を調べても出てきません。
ということは、急激に勢力を拡大している外来種の可能性が大。早速、ネット検索。
予想的中でした。ゴマノハグサ科のオオカワヂシャ。特定外来生物に指定されていました。在来種のカワヂシャは、写真で確認したのみですが、もっとおしとやか。これを準絶滅危惧に追い込んでいるらしい。
今日、オオカワヂシャ確認のために出かけたところ、水路内にあるはあるは、はびこっています。今まで気が付かなかったのは、迂闊以外のなにものでもありません。
うちの村、なんだか外来種の宝庫だなぁ。
あ、そうそう、じんましんは終息しました。
よく眠れそうです。