カワウ、大物をゲット!
日曜日の朝、河川敷を散歩しているときのことです。
タチヤナギの新緑が川面にきれいに映っています。早速、カメラに収めようとレンズを向けると、ぽっかりとカワウが浮かび上がってきました。
カワウ君が点景になってくれたので、川面の緑、そして青とも相まって、なかなか良い感じの写真となりました。
その時は、
「おっ、カワウ君、朝から漁に励んでいるんだな。」
そう思っただけ。
タチヤナギを撮影した後すぐにその場を離れ、散歩を継続しました。
いつもの折り返しポイントから引き返し、あのカワウの見える位置に近づいたその時・・・
「あっ! 魚を捕まえた!」
まだ遠いので、カメラに収めることができず残念。
獲物は10センチを優に超えるスマートな魚だったように見受けられました。
「あ、ちょっと待って、カワウ君。」
カワウ君に懇願したのですが、カワウが日本語を解するはずもなく、あっという間に、その気の毒な魚を呑み込んでしまいました。
なかなか絶好のチャンスを写真に収めるのは難しいですね。
さ、散歩を継続。
バサバサバサッ。
何と、このカワウ君、さっきの魚で朝食は終わりかと思っていたら、あれは「朝飯前」の生ジュース程度の位置付けだったようです。
朝からフルコース狙いだったようで、新たな獲物を漁っていたらしい。
それにしても、動きが変です。水面から顔を出したかと思ったら、すぐに軽く潜り、また顔を覗かせる。位置を激しく変えながら、それを繰り返しています。
黄色い嘴(くちばし)には、大きな魚が捕らえられていました。カワウが水面上に顔を上げるたびに、咥える位置を変えているのはどういうことなのでしょうか?
呑み込むのに苦労するほど大きいので、どうやって「料理」すべきか悩んでいるのでしょうか。
理解に苦しむこやんぴは、呑み込みが悪いのかな?
コンデジの望遠側で撮ったため、ピントがずれています。コンデジは、焦点を合わせる範囲が「だいたいこの辺」という曖昧さなので、一眼レフのようなわけにはいきません。
というか、カメラの腕がなっていないだけなのでした。
カメラ君に責任転嫁するなんて、一国の「偉い」人ではあるまいし・・・
「こやんぴ! 十年どころか、千年早いぞよ。」
はは~っ、恐れ入ります。
そのようなわけで、くっきりと見えず申し訳のない次第ですが、無理に拡大して確認してみたところ、どうやら大きな鯉のようです。
犬も歩けば棒にあたる、といいますが、こやんぴが散歩するとカワウが大物ゲット、といった形。
数年前は、ナマズを呑み込むのに苦労するカワウに遭遇し、それを横取りしようとしてサギの手口を駆使した(?)ダイサギにまで出くわしましたしね。
これだから、カメラ散歩はやめられません。