こやんぴじいじと昨日の夕焼け
昨日は、午前中に母校の小学校で、ちょっとした運動。
お昼からは、妻の後輩夫婦が男の子と女の子を連れてやって来ました。「後輩夫婦」の「夫」の方が、教師だった妻が新人教員の指導を担当していた時の「大きな教え子」。久しぶりに、一緒に手巻き寿司のテーブルを囲もうという趣向。
男の子は三歳。一歳くらいの頃に何回か来たらしいのですが、私は初対面。その頃はいたずら者で、なにかと乱暴狼藉を働いていました。
ある時、私が丸テーブルを拭いていて異変を発見
「あれぇ、テーブルにぶつぶつがあるよ。」
と言うと、妻から衝撃の発表が。
「そうなのよ。Yちゃんがフォークの先でテーブルをブスブス突き刺していたので、慌てて止めたの。」
その後は「よいこ」になったと聞いていました。
女の子のMちゃんは一歳。赤ちゃんの頃から我が家に来ていて、私も何回か会っています。よく笑う子でした。今はちょうど人見知りの時期になっていて、家に上がってからしばらくはお母さんから離れませんでした。
茶の間に入ってすぐ、Yちゃんがおもちゃの飛行機を発見。
「こういう風に遊ぶんだよ。」
と教えても、
「グイ~ン、グイ~ン」
無理な仕打ちに、飛行機が悲鳴をあげています。
「よいこになってないじゃんか。」
Mちゃんも、自動車のおもちゃを放り投げ始めました。
あれあれ。
ここは、「こやんぴおじ」が、遊びのお相手役を買ってでないと、妻と若い二人の現役教員との教育談義が成立しません。
手巻き寿司パーティー中を除き、その前後は、私が保育士ならぬ「保育おじ」に徹することとなりました。
幸い、ワンコと小さな子供は、初対面でも一目散に私を目掛けてとんでくる傾向があります。多分、彼ら、彼女らは、
「あっ、仲間がいる!」
と思うんでしょうね。
河原に出掛けて、川に石を投げたり、電車を追いかけたり、花や小さな虫を探したり。
いつの間にか、私に向かって、
「じいじ、走ろうよ。」とか、
「じいじ、次は何して遊ぼうか?」とか言っています。
私、あっぱれにも、「おじ」から「じいじ」に昇格を果たしたんですね。母方の本当の「じいじ」は遠方に住んでいるので、代理じいじといった位置付けでしょうか?
昆虫の名前の付け方でいうと、ジイジモドキ、ジイジダマシ。
若夫婦家族の帰りがけには、まだ遊びたいMちゃんが今にも泣きそうで、可愛いったらありゃしません。
夕焼けの、そして残照の美しさは、それこそ、きれいったらありゃしませんでした。