二日続きの彩雲、珍しくはないけれど
近所の公園を散策
昨日は、一昨日同様、雲がのんびりと流れていく一日でした。けれど、微妙に雲の位置が違うので、昼間は彩雲が現れることはありませんでした。
日が傾いた午後4時頃、用事で出かけた際に雲の状況を確認すると、小さいけれど、そして微かではあるものの、彩雲を見つけることができました。やはり、彩雲という天文現象には、気にかけていさえすれば結構出会えるものだということが分かりますね。
彩雲と夕焼けに期待しつつ、出かけたついでに近所の公園を散策することにしました。親子連れがマガモに餌をあげています。子どもたちのマガモを見る目の優しいこと。そして、マガモの表情の真剣なことといったらありません。真顔のマガモです。
鯉の餌の自動販売機があるのを人間だけでなく、鯉も、水鳥たちもよく知っているようです。購入作業に入った途端に、彼ら彼女らがどっと集まってくるのです。
おやおや、ツグミまでおこぼれにあずかろうとしています。私が1メートル以内に近づいても逃げません。人に慣れてしまっているんですね。それが良いことかどうかは別として。
すぐにカメラを構えてツグミのアップをとらえるチャンスだったのに、ぐずぐずしているものですから飛んでいってしまいました。もったいないことをしました。
未整備地区へ
公園には、整備済みの地区と未整備地区があります。私は、クヌギ、エノキ、ムクノキなど、武蔵野の雑木林の雰囲気が漂う未整備地区が大好き。どうしても足はそちらに向いてしまいます。
エノキやムクノキは、まだまだ葉を落としたままの姿ですが、よくよく眺めてみると、枝先が微妙に色づいています。寒い日が続いているけれど、エノキやムクノキたちは、力強さを取り戻しつつある太陽の光を敏感に感じ、遠慮がちにではあるものの芽を膨らませているんですね。
カラスやカワウがねぐらへと帰っていきます。
写真にも、点のようで見えないとは思いますが、カワウが写り込んでいます。
子どもの頃は、「烏が鳴くからか~えろっ。」と言って、友達との外遊びを中止し、家に帰ったものでした。もう帰っちゃおうかな。
いえいえ、こやんぴ、彩雲でしょ、夕焼けでしょ。
そうでした。夕焼けが良さそうな予感があります。「帰っちゃおうかな」はありません。
夕方の彩雲を・・・
あれぇ、バッテリー切れ
日が傾いてきました。雲の配置はいまいちかなぁ。彩雲も、一昨日ほど鮮やかではありません。夕方なので少し赤みも強いようです。それでも、パチリ、パチリとシャッターを切り続けました。
あれまあ、「電池がなくなるよ」サインが出始めてしまいました。使わないときはカメラをポケットに入れて温め、だましだましの撮影という事態に。
「帰ったらいっぱい電気をあげるからね。」とご機嫌をとっていたのですが、ついにだましきれなくなり、家路につきました。綺麗な夕焼けを断念せざるを得ないとは残念無念。
家に帰って二階から眺めると、オレンジ色に染まるなんとも素敵な夕焼けでした。
「しまった! 電池交換して、家の近くでもいいから夕焼けを撮ればよかったのに。」
またまた、うっかりしてしまいました。
一昨日の写真をちょっと加工
一昨日の彩雲、コントラストと明暗を調整して、
「肉眼ではこんなふうに見えた。」
というか、
「こんなふうに見えたと思いたい。」
というところをご紹介。
このショットは、一昨日には掲載していません。
モーグルの選手がコブだらけのコースを一気に滑り降りるように見えるのは私だけでしょうか。
こちらは掲載済みのもの。なんか、クリオネみたいにも見えてきました。