「社労士こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ

お散歩大好きの「社労士こやんぴ」が、ふと出会った植物や動物たちについて思いつくままに記していきます。

こやんぴの鳥命救助 その3 足を掬われたコサギ物語

 久しぶりに「こやんぴの鳥命救助」についてお話し申し上げます。

 

 私は、「こやんぴの鳥命救助」その1、その2でお話ししたように、小雀のチュンチュ、若き燕のチュピピが弱っているところに遭遇し、それぞれ、我が家に一泊してもらって、元気を回復後、仲間のもとに送り届けました。

 その際にも申し上げましたとおり、何の見返りも求めないボランティア。したがって、雀さん、燕さんから、大小にかかわらず葛篭(つづら、「舌切り雀」に出てきますね。)を貰い受けようとか、タキシード(燕尾服)を一着誂えてもらおうとか、そんな気持ちはございません(きっぱり)。

 鳥命救助の後、あれこれ妄想はしましたけれどね(コレコレ)。

 

 さて、今回も、愛犬コロとの散歩中の出来事でした。コロが異変にいちはやく気がつきます。耳がピンと立ち、ある一点を凝視しています。

「バタバタバタバタ」

 あれまあ、野菜畑の中で、何か白いものがもがいているではありませんか。

 

 びびりのこやんぴは、おっかなびっくり、少しずつ接近します。

 かわいそうに! おっちょこちょいのコサギさんが鳥よけのネットに足をからめてしまい、もがいても、あがいても脱出できなくなっていたのです。

 

 コロに、

「ちょっとここで待っていてね。」

というと、さすがこやんぴ家の名犬コロ、お座りをして待機の姿勢。

 コロは、小さい頃から私が徹底的に躾けたので、散歩中も私より前に出ることはありません。ぴったりと私の横について健気なものです。私が花の写真を撮っているときも、座って静かに待っています(「親バカ」ならぬ「コロちゃんバカ」ですね、こやんぴは。)。

 

 畦道にコロを待機させて、気の毒なコサギさんに近づくと、当然、野生の生き物ですから人間を信用していません。

「バタバタバタバタバタバタバタバタ」

 羽を打ち鳴らし、

「寄ってこないで! あんた、どうせ私を捕まえに来たんでしょ? 人間なんて大嫌い、あっちに行ってよ。」

と言っているように見受けられます。

 

「大丈夫だよ、コサギさん、チュンチュやチュピピに噂を聞いていないのかい。こやんぴオジちゃんが今助けてあげるからね。」

 そう言って、黄色いネットに複雑に絡まってしまったコサギの黄色い脚指をそっと握り、こんがらかりを少しずつ解いていきました。

 

 そうすると、先ほどまで慌てふためいていたコサギさんが、

「あら、助けてくれるのね。ありがとう。」

と思ってくれたのか、冷静になって、つぶらな瞳で私の目をじっと覗き込んでいるではありませんか。奇跡です。

 

 とうとう、すべてのこんがらかりがコサギさんの脚指から外れました。

 私が手をそっと放すと、幸い怪我も無かったようで、コサギさんはゆっくりと羽ばたき、大空へと帰っていきました。

 

 遠くでこの様子を見守っていたコロちゃんも、

「よかったね、コサギさん。」

と言っているかのよう。空駈けるシラサギさんを目で追っていたかもしれません。

 

 さて、その後、雪の降る夜、白装束を身にまとった鷺娘が我が家に・・・

 

 やってくるわけはなく、私も妻も、ほっと胸をなでおろしたのでした。

 だって、恩返しに白い反物を次から次へと作ってくれるならともかく(見返りを期待しているじゃないの、こやんぴったら。)、私たち一家の者に巧言を弄し、いつの間にやら、こやんぴ家の金銀財宝(あるわけないので、心配無用なのが少しばかり悲しい。)をすべて巻き上げてしまうサギだったら困りますものね。

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