「社労士こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ

お散歩大好きの「社労士こやんぴ」が、ふと出会った植物や動物たちについて思いつくままに記していきます。

あのホトケノザは春の七草ではない

 昨日の夜のクイズ番組を見ていたら、「ホトケノザ春の七草)」とテレビの画面に紹介されたので、「おやおや」と思いました。

 ご存じの方も多いと思いますが、植物図鑑に載っているシソ科の「ホトケノザ」は、七草粥の材料となる「仏の座」ではありません。そもそも、「ホトケノザ」は、厳しい冬の最中でも、霜にも負けずに茎を伸ばし、花まで咲かせている豪の者。いかにも固そうで、おいしそうではありません。

 

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 ものの本にも、「食用ではないので注意」と記述されています。毒草だという噂を吹聴する人も。

 私の高校時代の友人は、

「えっ、七草じゃあないの? おれ、七草粥に入れて食べちゃったよ。」

と驚き、かなり気にしていましたが、今でもピンピンしています。ただし、彼が「そのてのもの」が平気な特異体質かもしれないので、無理に食べる必要はございません。

 

 七草の「仏の座」は、キク科に属するコオニタビラコです。春になるとタンポポを思いっきり小さくしたような花をたくさん咲かせます。なかなかに可憐な植物ですが、油断しているとどんどん増えてしまいます。タビラコちゃんには気の毒ですが、いわゆる「雑草」に属するといえるでしょう。

 

 この植物は、タンポポナズナと同様、地面に張りついた放射状のロゼット葉の形で越冬します。これがなかなかに賢いのです。

 冬になると、丈の高い草ぐさはほとんど枯れてしまいますよね。ですから、地面にぴったりの状態でも、たっぷりと太陽の光を浴びることができます。わざわざ茎を伸ばしてエネルギーを浪費する必要などないわけです。それに、空中よりも土の方が寒くないらしいですし。あったまいい‼

 

 タビラコちゃんは、こういった省エネルギー体制のまま、他の草たちが惰眠を貪っている(?)冬場でも栄養を蓄え、春から始まる他の草たちとの「上へ上への大競争」の準備をしているんです。

 

 冬の白菜がおいしいのは、凍らないように細胞内の水分を「不凍液」に代えているからです。糖分を多くして氷りにくくしている・・・すごい!

 おそらく、ナズナコオニタビラコのロゼット葉も、同じようにして冬の寒さに耐えているものと思われます。だから、1月7日の朝においしくいただけるのでしょうね。