2018年最初の通院日
今日は、2~3週間に1回の通院日です。
通院であって、痛飲ではありません。勤めていた頃は、痛飲日が目白押し。笑える失敗、笑うどころではない失敗が数々ありました。恥ずかしくてとても書けません。
それにも懲りず、1年近く前までは、痛飲はしないまでも、日本酒やビール、ワインなどをよく呑んでいました。
ドクターには、「お酒は飲んでも構いませんよ。」と言われているのですが、昨年の春以来一滴も呑んでいません。
昔の私を知っている人からは「つらいでしょうね?」と訊ねられることがあります。でも、獺祭をなみなみと注いだグラスを目の前に持ってこられようとも、ベルギービールの琥珀色がどんなにモーションをかけてこようとも、「ついふらり」となることはありません(本当です)。
最近、宮澤賢治研究の大御所である大先生から、
「こやんぴ、あなた、お酒はいい加減にしなさい。」
と電話でお小言をいただいてしまいました。
私が相変わらずお酒と仲良しなのではないか、身体に悪いのではないかと心配していただいているのです。もったいない限りです。
その際、私の口をついてとっさに飛び出してきた言葉が、
「先生、私はもう1年近くお酒をやめているんですよ。今考えると、それまでは、目の前にあるお酒やビールが目障りなので、仕方なく、やむを得ず、背に腹は代えられずに、いやいや飲んでいたんですよ。私、元々お酒が嫌いだったんですね。最近気が付きました。だから大丈夫です。それより、先生の方こそ大丈夫ですか。」
このように書きますと、その遠慮のなさから、私も大先生同様、国文学に少しは関わっているような気がしませんか?
「こやんぴって、もしかして、大学か高校の先生?」
「すご~い!」
「きゃ~っ!」
違います。
先生は、お忙しい中、妻の所属している国語教育の勉強会に講師としてお出でになり、妻たち小学校の教師たちに賢治や古典文学に関わる深いお話をしてくださっているのです。彼ら、彼女らが大変お世話になっている方なのです。
先生、研究も大好きですが、会の後の宴席も大好きなのです。あまりお酒は得意ではない妻から、「あなた、先生のお相手をして!」との依頼を受け、門外漢なのに学校の先生たちの末席に連なり、あろうことか、大先生と、知っていること5%、曖昧な知識8%、後の残りは冗談と張ったりでペラペラと・・・そんなご縁で親しくなったというのが真相。
先生、何を勘違いされたのか、1999年にサハリンへ賢治の足跡を辿る研究旅行をされた際、岩手在住の偉大な写真家、優秀極まりない編集者、次々と鳥をテーマとする本を書き上げている作家の先生という超豪華なメンバーの中に、なぜか、何のとりえもない私を組み入れようとされたのには驚きました。
このサハリン旅行で、私が酒飲みであることが、メンバー全員の、当然大先生の知るところとなるのですが、そのあたりの顛末は、またの機会にお話しすることにいたします。
かなり横道に入り込んでしまいました。もう時間がないので、本題の方が短くなってしまったではありませんか。まあ、毎度のことですが。
今日は通院日です。
起床は午前5時少し前。まだ真っ暗です。
階下に降りて、身支度を整え、忘れ物がないかをチェックした上で家を出たのが午前6時5分。
6時11分初の電車に乗り込み、途中は省略して、お茶の水についたのが7時半ころ。予約番号をゲットし、8時の受け付け開始を待ちます。自動受付機の処理を済ませたら、3階の採血室へ。
採血の終了後に、コンビニ弁当で朝食。そして、2階の診察室へ。ここからが長く、診療行為がすべて終わったのは午後2時半近く。
会計も混んでいて、病院を出たのは午後4時近く。疲れたぁ。
帰宅途中、ついふらふらと、購入するかどうかを検討するためだけに立ち寄りました、ビックカメラに。
同店を出る私の手の中には、新しいコンデジを入れた紙袋が大事そうに抱えられていました。