地学に今頃目覚める
ちくま新書の『やりなおし高校地学』を少しずつ読んでいます。
大学入試問題を解きながら読み進める、という内容。このため、行きつ戻りつ。一気に読むことができないのですが、そこがかえって面白い。
著者の鎌田浩毅さんが本の中で嘆いていらっしゃいますが、大学の入学試験で地学を選択する人は少ないらしい。
岩石のカラー写真などが見たかったので、今日、目黒の診療所に出かけた帰りに本屋さんに立ち寄りました。高校生向けの学習参考書コーナーに行き、
「えーと、地学、地学」
と探し始めたのですが、物理や化学の参考書ばかり。生物がほんのちょっと。
諦めかけていたら、棚の上の隅に数種類の地学本が。
なるほど、大学入試での地学人気の低さが、ここにも表れている!
字が小さいのが私向けではないけれど、カラーの図版が豊富なので『地学図録』を購入しました。税込み1,001円、学参は安くて助かります。これで『やりなおし高校地学』がより興味深く読み進めることができるでしょう。
つい最近、『日本のトンボ』という図鑑も購入。こちらは、近々、療養目的で六日町に出かけ、イトトンボたちと再開する予定なので、その際、大活躍してくれると思っています。
梅雨の晴れ間に(なんとか)朝散歩
今日は、清々しい梅雨の晴れ間。
久々に、水上公園まで朝散歩。なんとか、ぐるりと歩いて帰ってくることができました。まだまだ本調子にはほど遠いけれど、少しずつ距離を伸ばしていきたいと思います。
今年の6月後半は、一眼レフを持ち出す気力が湧かず、あまりネジバナの撮影をできませんでした。
水上公園の修景池の畔にヤブカンゾウが植えられています。自生地より早く開花しました。ノカンゾウのすっきりとした咲き方のほうが好みですが、ヤブカンゾウの天衣無縫な咲き方も、それはそれで好ましい。
ぐぐっと寄って写すと息を呑むような写真が撮れます。雨降りでない日に一眼レフ撮影にチャレンジしてみようかな。
ハナショウブの枯れた花の上に、ヤンマの仲間のトンボが。つい最近、トンボ図鑑(6,000円超!)を購入したので正確な名前をチェックしてみたいと思います。
(種類がたくさん掲載されているので、かえって難しくなったかも。)
ヤブカラシの蜜は、虫たちの大好物なのですね。人間は、ヤブカラシの花には見向きもしないのに。
あれ? この虫には去年出会ったような・・・
今年初めて雄性期の花の写真を撮りました。
やっと見つけた。ああ、ピントがきていない!
それでも出会えて嬉しい。
ハンゲショウと半夏と半夏生
七十二候の一つである「半夏生」は、夏至の約10日後。今年は7月1日がこれに当たります。
「半夏生」の頃に花を咲かせるのが、ハンゲショウ(ドクダミ科ハンゲショウ属)。
穂状の花よりも、白くなる葉の方が目立つ植物です。
当地には、まだ自生地が残っていますが消滅寸前。
写真の花は、ご近所の庭に咲いているもの。
ところで、「半夏」って何?
「梅雨とはいえ、そこそこ暑くなってきたから『半夏』?」
・・・「ありそうですね。」
・・・「それでは、半夏生の頃に咲くから『ハンゲショウ』を逆に言っているだけですね。」
うん? ならば、「カラスビシャク生」じゃないの?
そう、属名の「ハンゲ」が「半夏」。
「半夏」は、カラスビシャクの別名であり、漢方薬にもなる根茎の名でもあるのです。
カルガモの親子に出会った
ミズスマシを撮影に行きました。
「水澄まし」なのに、水が澄んでいなかったので、うまく撮影できませんでした。
遠くの方でくるくる踊るミズスマシの動画を撮りましたが、黒い点が現れたり消えたりという程度。とてもお見せできるものではありません。
と、遠くの方にカルガモが多数。
あっ、親子連れです。
右の鳥が母親。左の方に子供たちが隠れています。
隣りの田の方に移動を始めたので、畦道辺りで待機。
母親が首を伸ばして周囲を警戒する中、子鴨たちが次々と畔を越えていきます。
子鴨のすべてが育つことは難しいとのことですが、多くの子供たちが元気に育てばよいですね。
休耕田にミズスマシの輪
昼間、目黒の診療所まで出かけたので、疲れ果ててしまうのでは、そう思っていたのですが、きょうは夕方散歩に出かける気力が戻ってきました。
ここは休耕田。雑草が生えないようになのか、水が張られています。
夕焼け空が映って何とも綺麗。
よくは写っていないけれど、水面にたくさんの輪ができています。
黒っぽい虫がくるくると回っています。
どうやらミズスマシのようです。
懐かしいなぁ。
最近、水辺環境が減っているので、こういう休耕田は貴重です。
ミズスマシ撮影に挑戦する気力がわいてきました。