ひむかサギソウ ここまで開花
一泊の旅行に出かける前、一輪だけ開花したひむかサギソウ。
帰ってきたら三輪咲いていて、この後、四輪めも咲きました。
北軽井沢(群馬県) ランに出会って
昨日は、群馬県の長野原に行ってくると書きましたが、泊まったところは、長野腹の先の嬬恋村でした。
昨日は、午後からものすごい雨。
雨の止み間に、キノコやチョウセンゴミシの写真を撮りましたが、あまり行動できず。
今朝は嘘のように晴れました。その上、涼しい。からっとした秋晴れ。
そこで、朝の清々しい空気を吸いながら、近所を散策。
おおおお、そこかしこに野生ランが・・・
上の写真は、ミヤマモジズリ。
深山のモジズリ、つまり、深山のネジバナという意味ですが、ラン科ネジバナ属のネジバナとは違う種類です。花の形からして違いますよね。ウチョウランの花によく似ています。
ラン科シュスラン属のミヤマウズラ?
この花には以前にも出くわしていますが、いつも上手に撮影することができません。今回も、一眼レフを持っていかなかったので、このざまです。
花の根元の葉の部分。シュスラン属に特有の模様の入った葉です。
参考までに、同じシュスラン属のホンコンシュスランの葉をご紹介。
このホンコンシュスランは、切り花をいただいてきて活けていたら、根元にバルブが生じて根付いたもの。ラン科の植物が「挿し木」ができるとは知らなかったので、驚きました。
シュスラン属の葉は、ビロードのように綺麗です。
オミナエシを訪れたドロバチ科とツチバチ科のハチ
今日から明日まで、学生時代のゼミ仲間が群馬県の長野原に集まります。
宿泊先が宿泊先なので、通信環境がちょっと心配。
そこで、本日分は、朝のうちにアップさせていただきます。状況が良ければ、旅先の情報もちょっとだけご報告したいと思っています。
それでは行ってまいります。
オミナエシには、蜜や花粉を求めて多くの虫が集まってきます。昨年の8月末に軽井沢で撮った写真がこれ。
写っていたハチは、ドロバチ科のスズバチかと。
スズバチはトックリバチと同じように腰が限界まで括れているので、とてもよく似ています。でも、1センチメートル台しかないトックリバチよりはかなり大きく、3センチメートル以上はあります。
今年は、武蔵丘陵森林公園に咲いていたオミナエシに同じような黒いハチが。
でも、どこか違う。
腰がスズバチほど括れていないし、黄色い帯の模様もまったく異なります。
ネット検索した結果、ツチバチ科のキオビツチバチであることが分かりました。触角が長いので雄であると思われます。
スズバチもキオビツチバチも、交尾を終えた後、雌だけが幼虫の食べる芋虫を狩り集め、子どもたちの宿舎を確保します。
雄の成虫になった後の役割は交尾だけ。後は、様々な花の香りに酔いしれ、蜜と花粉を貪るのみ。
何となく申し訳なく思ってしまうこやんぴなのでした。
昨日の夕焼け あまり期待はしていなかったけれど・・・
昨日の夕焼け? 「六日の菖蒲、十日の菊」状態ですが・・・。
昨日アップしようと思っていたのですが、体長が「今一つ」なので、早々と寝てしまいました。そのため、5月5日の端午の節句に用意すべき菖蒲を6日に、9月9日の重陽の節句に用意すべき菊を10日になって調達するような事態になってしまいました。
台風一過の夕焼けは、すばらしいものになることが多いですね。
過去の写真を出してみると・・・
《 2013年9月の台風一過。息をのむような夕焼けでした。 》
でも、今回は、台風は朝のうちに去っていったので、夕方の雲の配置があまりよろしくない。
期待しないままに、入間川河川敷へ。
入間川の水量が増し、川面も夕映え。
川の中の低木に見える木は、タチヤナギ。かなり背の高い木ですが水没しています。
ちょっと寝ぼけた夕焼けかなぁ。
(夕焼けさんは、「こやんぴのような寝ぼけた奴にそんなことを言われる筋合いはない。」とお怒りかも。 )
こんなものかなぁ、そう思って引き返し始めたら・・・
あたりが薄桃色に染まり、なかなかの残照に。
蚊柱を頭の上に載せながら、何回もシャッターを切りました。
この列車は、八王子行き。後姿です。
相変わらず蚊柱を頭の上に載せながら、一人ぼっちで川越線の上り列車をじっと待っていました。
そうしたら、遅ればせながら、若い「夕陽のカメラマン」が自転車をこぎながら一眼レフ持参で登場。彼は、意外に素敵な夕焼けになったのに気付き、慌てて自転車で駆け付けた模様。
二人で、列車を待つ状況になりました。
ちらりと彼の方を向いたところ、着ているTシャツには「暇人」と書いてありました。なるほど、確かに。
上り列車を撮影して、二人とも家路に。
私の頭の上の蚊柱はしつこく、玄関で慎重に払ったにもかかわらず、かなりの数のユスリカが家の中に入り込んでしまいました。
台風一過・・・爽やか~、とはいかず暑いですねぇ
台風一過・・・涼しい風が吹きまくるのかと思っていたら、台風が置き忘れた南方の空気が居残り、今日は暑かったですね。
そんな中、女性たちに人気のお店でランチをいただいてきました。
野菜は有機、栄養バランスも考えられていて、お値段は抑え目。
車は、近所の公園の無料駐車場を利用。
青い空は、やはり人の心をほっとさせます。
かなりの強風が吹き荒れましたが、どうやら、川越の稲田に大きな被害はありませんでした。
大雨で遊水地が大増水したので、カルガモさんたちも、高台に避難していました。
窓から見える田園風景を愛でながら、楽しいランチ。
ランチの後、遊水地を覗いてみると、白鷺さんたちが水に浸かった草地で獲物を狙っていました。入れ食い状態かもしれません。
青い空は良いですねぇ。でも、暑い! 何なのでしょう、この気候。
遅咲きの蓮の花が遠くに見えました。昨夜は、水に浸かったのかも。
なぜ、そう思うのかというと・・・
・・・それは、水位が上がったと思われる箇所に、ごみや蓮の葉が取り残されていたからです。夜の間に、大量の雨と激しい風、大荒れだったのですね。
鴨さんたちが避難するのは当然かも。
川は濁流となっています。流れも速い。
でも、川岸付近は流れが弱いので、小魚たちが避難してきます。それを狙って鷺さんたちが集合しています。
こちら岸でも、あちら岸でも。
狙いすましています。
「ひむかサギソウ サクラ」がやっと咲き出しました
「ひむかサギソウ サクラ」がやっと咲き出しました。
この株は、かなり前に通信販売で購入したもの。
「開花見込株」との触れ込みだったのですが、何年も経ってやっと開花してくれました。
早々に地上部が枯れてしまうシーズンが続いたのに、どちらかというとあきらめの早い私が、この株を処分してしまおうとは思わず、ずいぶん気長に待ったものだと思います。自分で自分を誉めてしまおうかなぁ。
「偉いぞ、こやんぴ!」
自分で言って、自分で照れております。
普通、「開花見込」といえば、そのシーズンに花が咲くことを意味すると思うのですが、今思い返してみると、「今年咲く」とまでは記されていなかったような気がします。5年くらい先を見据えての「開花見込」だったのかもしれません(いやいや、それはないでしょう。)。
待ち続けただけに、私はうれしくてたまりません。浮き浮きしてしまいます。
下の写真のとおり、8月の初めには花茎が立ち上がり始めたので、8月中には咲くのではないか、との期待が高まりました。でも、ネット検索してみると、ひむかサギソウは9月、10月頃に咲くとありました。確かにそのとおりで、花芽の成長は実にのんびりしたものでした。
《 8月4日のひむかサギソウの状況。今にも開花しそうに思えたのですが、この後、花茎がのんびりと伸びていき、結局、開花までに一か月以上掛かりました。 》
ひむかサギソウは、真夏に純白で涼しげな花をつけるサギソウの色変りではありません。
ご覧のとおり、葉の形が幅広なので、細長い葉のサギソウとは形態がかなり異なります。別の種類、しかも、人間の手により作出された園芸種なのです。外国生まれのラン同士の交配種。
どちらかというと野の花好きの私ではありますが、園芸種とは言え、何年もかかってやっと咲いてくれた「ひむかサギソウ」の花・・・ほんのり桜色の可憐なこの花を楽しみたいと思います。