「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ

お散歩大好きの「こやんぴ」が、ふと出会った植物や動物たちについて思いつくままに記していきます。

ベローチェの「ふちねこ」ハロウィン仕様

「コーヒーが三度の飯よりも好き」なわけではなく、どちらかというと、「やっぱ、煎茶でお煎餅が一番だよなぁ」派の私ですが、出先では、よくコーヒーショップに入ります。

 

 なぜか、コーヒーショップで読書をすると、ページをめくるペースが早くなるのです。内容も頭にすいすい入ってくるのです。なぜなんでしょうか?

 読書に熱中しすぎて、本来は、列車の時間待ちで入店したというのに、ふと時計を見たら、乗るはずだった列車の出発時間をとうに過ぎていた、なんてことも。

 

 ベローチェは、勤務先の近くの店をよく利用したものですが、最近は、私の行動範囲にお店がなかったことから、とんとご無沙汰。

 

 それが、昔の歯医者さんに再びお世話になることとなったことから、ベローチェとのお付き合いも復活することとなったのです。その歯科医院のすぐ側にベローチェの店舗があって、予約時間までの待機に利用するようになったからです。

 

 店の入口の大きなポスターに、「ふちねこハロウィンキャンペーン」とありました。

 コップの縁にちょこんと掛ける黒猫のフィギュアがもらえるようです。

 ドリンク3杯分で一個もらえるとあります。

 妻は黒猫が嫌いなようですが、私は、猫も犬も大好き。

 キャンペーンでもらえる「ふちねこ」には5種類ありますが、緑の帽子を被った「ぼうし」、赤い翼を背負った「小悪魔ジャンボ」が気に入ったので、レシートを集めて手に入れることとしました。

 

 前回の歯医者さん行きの際、ついに3枚溜まったので、スキップでもするような足取りでレジに向かい、レシートを提示しました。

 てっきり、

「どのふちねこがよろしいですか?」

と聞かれるものと信じ込んでいただけに、スタッフの方がクジ引きの箱のような物を持ってこられて、

「どうぞ、お好きなものを選んでください。」

と仰ったのには、

「ふぇ?」

 

 選ぶも何も、パッケージされているので、どの「ふちねこ」なのかは分からなくなっています。好きなフィギュアをもらえるとおもっていたのですが、どうも、そうではなかったようです。「ふちねこ」は、「縁猫」であるとともに「不知猫」でもあったわけです。

 

 でも、キャンペーンの内容をよく見ると、

「ふちねこの種類は選べません。」

と書いてあるではありませんか。これでは文句も言えません。

 午後6時以降に注文すると、好きなフィギャアを選べるらしいのですが、わざわざ、夜にベローチェに行くのもねぇ。

 

 家に帰って、わくわくしながら中身の見えない袋を破ってみたら・・・

 

 欲しかった「ぼうし」でも「小悪魔ジャンボ」でもありませんでした。

 なんと「マント」。とんまな話。

 

 こやんぴ、さぞや「がっかりした」と思ったでしょ?

 

 ところが、どうして、どうして。「マント」は、厳しそうな顔こそしていますが、後ろ足の肉球まで表現されていて、可愛いったらありゃしません。いっぺんで気に入ってしまいました。

 

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 昔、ベローチェによく行っていた頃は、ここが「シャノアール」という喫茶店の系列だとは知りませんでした。「シャノアール」にも行ったことがあるのに、何という迂闊さ。

 看板をよく見ると、「ベローチェ」と書いてある横下に小さく「シャノアール」と書いてあることに、今回初めて気がつきました。

 

 それで黒猫(chat noirblack cat)のフィギュアだったんですね。

 

 さて・・・キャンペーンは、今月の末までで、かつ、無くなり次第終了とか。「ぼうし」や「小悪魔ジャンボ」ゲットにチャレンジしようかなぁ、どうしようかなぁ。

雨のそぼ降る朝に

 関東地方は、ぐずついた天気の日が続き、気温も低くなっています。

 昨日の朝も、散歩に出るときには止んでいた雨が、川越水上公園の入口付近で降り始めました。

 

 これでは良い被写体には巡り会えない・・・

 そう思っていたら、つい先日、不格好に羽根を干していたアオサギ、ジャンプ一番大物を狙ったけれど失敗してしまったアオサギが、至近距離に止まっていました。


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 かっこつけていますが・・・


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 この間は、巨魚を狙ったけれど、だ・い・し・っ・ぱ・い。

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 この間の失敗を知っている私が近づいてくるので、照れているのか、頭を掻いている・・・わけはなく、顎でも掻いているのかな? お茶目なアオちゃんです。

 

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 一昨日は、大魚を諦め、池の端で小魚を狙っていました。このアオちゃん、本当に面白い。

 

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 そぼ降る雨も写っています。

 雨の中で、じいっと何を考えているのでしょうか?


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 おっ、アオちゃんが席を移動しました。

 しかし、しつこく追いすがるこやんぴ。

 逃げ去るかと思いきや、方向転換のみだったのか・・・

 そう思って油断してしまったようです。

 

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 遠慮なく近付き過ぎたのか、アオちゃんが突然飛び立ちました。 

 ああ、残念! カメラをもう少しワイド側にしておけば、全身が撮れたのに。

 

 気を取り直して、小雨らしい被写体探しを・・・。


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 クモの巣の雨の滴が綺麗だったので。

 クモの脚が見える・・・かな?

 

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 ヒガンバナの若い葉にも、

 

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 フユノハナワラビの胞子葉にも、

 

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 ヘクソカズラの花にも、

 

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 ノブドウの実にも、

 

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 ナンテンの実にも、そぼ降る雨の滴。

 

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 もう一度出会えたアオちゃん。

 首を伸ばしていたので、縦位置でカメラを構えていたら、急に飛び立ちました。

 横位置で構えていたら・・・ちょっと残念。

クイズ 林檎の果実ってどこの部分? を考える

花の構造・・・子どもの頃、習いましたよね

 

 小学校の理科の時間に、「花」の構造について学習することがあったように記憶しています。

 

 上向きに咲く花の模式図が描かれていて・・・

 

 花の基部に「萼(がく)」があります。

 そして、その上に「花びら」が開き、

 花びらに囲まれた内側の中央部に「雌蕊(めしべ)」があって、

 それを取り囲みように「雄蕊(おしべ)」がある。

 雌蕊の基部はちょっと膨らんでいて、「子房(しぼう)」と呼ばれています。

 

 先生は、こう言いませんでしたか?

 

「受粉が行われると、子房がどんどん膨らんで、それが『実』になるのだよ。」と。

 そして、

「実の中には『種』があるんだよ。」と。

 肝心なことはすぐに忘れ、どうでもよいことはしっかりと記憶しているこやんぴは、よ~く覚えています。

 そして、つい最近まで、「果物というものは、子房が膨らんだものなのだ」とばかり思い込んでいました。

 

 たとえば、桃や柿などの場合は、これで正解。

 

 写真は、柿の実。

  

 頭に付いているのは、「へた」と呼んだりしますが、「萼(がく)」だった部分です。そして、赤く色づいている部分は、子房が膨らんだものです。教科書どおりですね。

 桃なども同様です。

 

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イヌマキの実でびっくり

 

 ところが、数年前のこと、果物ではありませんが、イヌマキの「実」が、この常識に当てはまらないことを知りました。イヌマキの「実」は、丸い「実」が二つ重なっていて、まるで花見団子のよう・・・

 この件については、以前、ブログに書いたところですが、二つ繋がった「実」のうち、子房が膨らんだ本当の実は先頭の方だけ。後の方は、花の基部にあって花を支える役割をしていた茎の一部、花托(かたく)が膨らんだものなのだそうです。

 本当の実は毒があり食べられず、花托が膨らんだ方は甘くて食べられる。

「へ~、面白いなぁ。」

 そう思ったものでした。

 

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林檎の方がすごかった

 

 ところが、もっと驚いたことには、林檎や梨は、子房の膨らみと花托の膨らみの二段重ねどころか、花托が子房を包み込んでいるのだそうです。

 

 下の林檎を半分に切った写真をご覧ください。

 

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 私たちが、

「林檎の実はおいしいなぁ。」

と言いながら、あるいは思いながら、場合によっては何も考えずに食べている「実」は、何と、花を支える基部である「花托」が膨らんだものだったのです。

 

 そして、林檎を食べるに当たって、多分切り取って捨ててしまったであろう「芯」の部分こそが、種を包み込む役割を果たしている「正真正銘の実」、子房が膨らんだ「本家本元の実」だったのです。

 

 驚くべし、私たちは、梨や林檎の本当の実を、無造作に捨てていたのです。

 

 こやんぴの小学校時代には、植物の実について例外まで教えようとすると、子どもたちが、

「訳分かんな~い! もう、理科なんか嫌い!」

となってしまうに違いない、それでは困る・・・といった忖度があったのでしょうか。それで、代表的な例だけ教えていたのかな。

 

 下の写真のとおり、本当の「実」は「真果」と言い、私たちが食べている部分は「偽果」と呼ばれます。

 越路吹雪の歌の文句じゃないけれど、なんて酷い言い方。

 ちょっと、林檎の「偽果」の部分が可愛そうになってしまいますね。

 

 

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 それでは、林檎は、花を咲かせた後になって初めて、花の基部にある花托が膨らみ始め、上部にある子房をぱっくりと包み込むようにして育つのでしょうか?

 

 もしそうだとしたら、林檎畑において、花から実になるまでの間に、花托が子房を呑み込むような驚くべき変化が確認できそうなものですが、そのような現象が起こっているという話は聞いたことがありません。花が散ると、ただ単純に実が膨らんでいくようにしか見えません。

 

 どういうことでしょうか?

 

 こういうことらしいです。

 林檎や梨は、すでに花の段階から、子房の大部分を花托が包み込んでいるのです。それで、偽果が真果をやさしく守りながら大きくなり、美味しい林檎となるのです。

 

 ちなみに、苺の実も同じ。私たちは「おいしい、おいしい」と花托を食べているのです。

 そして、実の表面についている黒い粒々こそが、本当の実。

 種ではありませんよ。種は、黒い実の中に隠れているのです。

 あんなに粒々があるのは、一つの花の中に多くの雌蕊があって、そのそれぞれが実になるから。

 

 

おまけ

 

 木の廻りに散らばるこれは何でしょうか?

 

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 そうです。銀杏(ぎんなん)です。

 

「銀杏ってイチョウの実でしょ?」

 

 私も、そう思っていました。

 それが違うんですよ。

 意外にも、実ではなくてイチョウの種。

 

 イチョウは、裸子植物ですから、被子植物とは違って子房はありません。ですから、種が実に包まれているはずなどないのです。

 我々が、

「銀杏の実の部分は、臭いからなぁ。」

と言いながら、「種」を取り出したりするのですが、「臭いからなぁ」の部分も含め全体が種だったのです。驚き。

検査結果よろしくなくて

 昨日のCTの結果は、良かったところと悪かったところがあって、プラスマイナスゼロと言いたいところ。

 でも、悪いところがどうしても気になってしまいます。

 

 治療も、当初予想された副作用が出て、延期。

 

 気分ばらしにどこかへ行こうと思ったのですが、決めかねて、品川宿をぶらついただけ。

 天ぷらの美味しい店を覗いたら、満席。順番待ちの先客もいたし、昨日、海老天を食べたことだし、今日は断念。

 

 断念した理由を考えれば、昨日は蕎麦だったので、今日の蕎麦だって無いはず。

 

 でも、ふらっと蕎麦屋に入ってしまい、しかもかき揚げ入りの「かむろ蕎麦」なるものを食べました。結局のところ、私は蕎麦が好きなようで・・・。


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 温かいお蕎麦は「コシが無くなる」と自分勝手に思っているのであまり食べませんが、かむろ蕎麦は汁とアサリとかき揚げが良かった。美味しかった。

 

 へこたれないぞ、元気も戻りました。

 

 写真の片隅に写っているように、小アサリ丼もぺろりと食べましたしね。

老舗神田まつやの蕎麦

 今朝は、お茶の水の病院で検査。受付から会計までで30分ほど。いつもこうなら良いのですが、診察のある日は、待っている時間の長いこと、長いこと。

 検査結果は、明日の受診の際に知らされます。さて、どうなりますことやら。

 

 その後、岩本町の歯科医院へ。医院のはしごは、あまりしたくありませんが、歯医者さんを地元の先生から昔お世話になった東京の先生に変更したので、同日の方が効率的。

 

 川越では、治療の不具合が続いて、「やんなっちゃうな」の日々が続いていたのに、岩本町に変わった最初の日から「絶好調!」。やっぱり名医は違います。こんなことなら、ずっと東京に通院していればよかった。

 

 帰りは、岩本町からお茶の水まで歩き、途中の「神田まつや」で蕎麦を食べてきました。このお店は、妻の父母のお気に入りで、妻も含め4人でよく通った思い出の店。


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 ビルに挟まれた木造の店構え、雰囲気がありますよね。

 店の中は、昔の駅前食堂風。テーブルと椅子がぎっしりで、奥の椅子に入るには一苦労、二苦労。しかも、相席。

 落ち着いた雰囲気を求める人には向いていないし、価格設定も高め。なのに、いつもタイムスリップを楽しむお客さんで満員。

 

 隣席で、関西弁のおっちゃんが、連れの若者に、

「これこれこうして食べてみなさい。」

(標準語に翻訳済み)

と、池波正太郎さんが若き日の山本一力さんに伝授した方法を教えていました。

 連れの若者は、一口啜ると、

「おおっ! 初めて味わう最高の味!」

(これまた、標準語に翻訳済み)

などと大感激風に応じていましたが、本心からなのか、先輩に合わせているだけなのか、さて、どっちだったんだろうなぁ。

 

 などと考えつつ、私は、もり蕎麦と海老の天ぷらをいただいてまいりました。


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 2000円・・・ちと高い、かな。

 

 お茶の水まで戻ってきたら、蕎麦以上に天が高く、とってもきれいでした。


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クイズ 林檎の果実ってどこの部分?

 果物は、おいしいですよね。

 私も、大好き。

 桃、林檎、蜜柑・・・

 厳密に言うと果物ではない苺も、メロンも、みんな好き。

 

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 いよいよ、リンゴのシーズン到来ですね。

 

 ところで、リンゴの果実って、どの部分なのでしょうか?

 

「美味しく食べる部分に決まっているじゃないの!」

 

 さて、どうでしょうか。

 

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フユノハナワラビ

 川越水上公園の桜並木の根元のそこかしこに、フユノハナワラビの胞子葉が立ち上がりだしました。

 

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《 フユノハナワラビ すっと立ち上がっているのが胞子葉、根元に広がっているのが栄養葉。初秋に芽生えます。胞子葉は、胞子を飛ばした後枯れてしまいますが、栄養葉は、常緑のまま冬を越し、春に枯れます。 》

 

 フユノハナワラビは、ハナヤスリ科に属するシダ植物です。立ち上がった胞子葉が花穂のように見えるので、「花蕨」。

 

 珍しくもない植物ですが、ある意味では「人間に助けられて生きている」というところが珍しい。

 

 フユノハナワラビは背丈が低いので、他の植物がぐんぐんと背を伸ばし、小さな草を覆い尽くすような場所は苦手。光合成ができずに枯れてしまうからです。

 ところが、都市公園の林地は、定期的に下草刈りが行われるため、フユノハナワラビを覆い隠すような草は育ちません。フユノハナワラビにとって、こんな都合の良いことは、そうそうあるものではありません。

 その上、ジミとしか言いようのない植物ですから、よほどの暇人でもない限り興味を示したりはしませんし、そもそも目立ちません。ですから、子どもに引っこ抜かれたり、「花盗人」に持ち去られたりする心配も少ないのです。